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蜷川幸雄さんの思い出

先日舞台演出家の蜷川幸雄さんが亡くなりました。

わたしのような一般人甚だしい人間にも蜷川さんの思い出はあります。それだけ偉大な方でした。

はじめて見た蜷川さんの舞台はシェイクスピア原作の「お気に召すまま」。当時まだ若手俳優というカテゴリーにいた小栗旬くんのファンだったわたしは通っていた大学のある愛知から遥か遠い彩の国さいたままで蜷川幸雄演出「お気に召すまま」を観に行ったのです。

もう10年以上前のことなので内容の説明は省きますがわたしは一生涯あの時のことを忘れることはないと思う。1万円以上する舞台のチケットは高価で、さらに埼玉までの交通費もプラスされて大学生の小娘にとってはかなり思い切った出費をしての観劇でした。でもまったく後悔しなかった。それまで本で読んだシェイクスピアの物語が想像通りの美しさで目の前に広がるあの感動。好きな俳優が演技をしている様を生で目の当たりにする興奮。前日はどきどきして眠れなかった。何日も前から準備をして念入りに計画を立てて、当日は朝6時からおめかしをしてでかけた。こんなに素晴らしいことがこの世にあるのかと強く思いました。

蜷川さんのシェイクスピアははじめて舞台を観る私をやさしく受け入れてくれました。玄人向けではあるんだけれど難解すぎるところやエログロ表現が少ないので初心者でも楽しく見られるんです。はじめてが蜷川さんでなければ観劇が好きになることはなかったとまでは言わないけれど、はじめてが蜷川さんでよかったと今でも思います。蜷川さんは全ての人を許して、そして受け入れてくれていた。

 

その後何度も観に行く事になった蜷川さんのその他の公演や劇場でお見かけした蜷川さんご本人についてもまた書く機会があれば書きたいです。



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